君に届くな

好きだけど届くな それが幸せ

推しに遭遇した話

最推し界隈が荒れに荒れているので、お口直しに幸せな記事を。先日知人と個人的2022年上半期ニュースは何かという話をしたのだが、わたしはぶっちぎりでこれである。

 

二ヶ月ほど前、もう何年も神様として(勝手に)崇めているシンガーソングライターの方を街中で偶然お見かけする機会があった。彼女は髪をピンクに染めていることがほとんどで、街で髪がピンクの人を見ると顔をチラリと確認する癖がついていた。

その時も前方を歩いている女性の髪がピンク色であることに気づいて、ほんの少しだけ顔を見ると大変よく見知った顔であった。そっくりさんかと思って慌ててインスタの自撮りを見ると髪の長さも同じで、心の中でこの上ないくらい叫んでいた。

いやでもめちゃくちゃ似てるそっくりさんかもしれない。まだ事態を飲み込みきれていないので、今度は決め手となる持ち物を探す。服装やキャップから手がかりを探すもイマイチ。すると彼女の携帯に彼女の推しのアクキーがついていた。まさにこれだ。神様を目の前にすると言葉が出ず、ガン見してしまいさぞかし気持ち悪かっただろうなと思いつつもプライベートの時間にオタクに声をかけられたら嫌かもしれないと思ってしまい結局声はかけられなかった。

 

ちなみにその一月半後、イベントで今度はオタクとして合法的に(?)彼女とお話する機会があった。その時の出来事を伝え、凝視してしまったことを謝ると都内某所のレコーディングスタジオに行く途中であったことを教えてくれた。そしてもしこれから偶然街中で会ったら声をかけてもいいと言ってくれた。リップサービスだとしても、あの出来事は現実なのだと思い嬉しかった。

 

どうか神様が神様として光り続けますように。そのためにも神様自身が才能や身の置かれた環境を大切にしてくれますように。神様よ、神様であれ。